SEKI'S COLUMN

インフレ時代の資産運用

関総研代表 関 博

~ 負けない投資の考え方 ~

1.はじめに

 今や長いデフレの時代は終わり、物価と賃金が上がるインフレになっています。これまで余裕資金は銀行預金しておけば良いと考えて来た人々もこれから考えを変える必要があります。預金の金額は減りませんが物価上昇で買えるものが少なくなるからです。インフレ時代は「減らさない」だけではなく「購買力」を守ることが重要になりました。

2.賢い投資よりも愚かな投資をしない

 結論としては、ホームランを狙わないで大きな間違いを避けることです。「うまい話に乗るな!」という事です。借金をして投資する、短期間で何倍にもなるという話に飛びつかない、致命的な失敗を避けことです。投資も経営と同じで会社を潰す大失敗をしないことです。

3.信頼できるのは複利と時間

 利益がさらに利益を生む複利のパワーは、投資の強力な原則です。例えば1,000万円を年5%で運用したなら20年後には約2650万円になります。大切なのは手数料の低い商品を適切な価額で買い、長く持ち続けることです。

4.インフレに強い値上げできる会社

 ブランドカ、技術力、特許を持つ会社は、販売価格を値上げできます。値上げしても顧客から選ばれ続ける理由があるからで、インフレに強い会社といえます。会社を見るには売上の増加だけでなく、売上総利益率やキャッシュフローを重視すべきです。

5.「守るお金」と「育てるお金」

 投資するに当たり守らなければならないのは、守るお金と育てるお金を厳重に区別することです。運転資金、納税資金、生活を守る資金は流動性と安全性を優先します。投資を初めて行う方は1割か2割を手元に残し、残りをインデックス投資に回すと安心です。

6.むすび

 以上は、著名な投資家の書いた「チャールズ・T・マンガーの金言」の本の中から、自分のお金の購買力をインフレから守り、育てていく原理・原則を記述しましたが、インフレ時代には「何もしないリスク」があること、自分が理解できない金融商品には絶対手を出さないことが大切です。分からないことがありましたら関総研にお気軽にお問合わせ下さい。